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2017年08月14日

コラム

【会社経営】長く続く会社の特徴とは?

福岡の弁護士の壇一也です(^^)

「あの会社はこうして潰れた」(帝国データバンク情報部・藤森徹)という本を読みました。

そこには、いわゆる老舗と言われる「業歴100年企業」には、次の3つ特徴があるとの指摘がありました。

1 事業承継(社長交代)がスムーズに行われていること

2 取引先との友好な関係

3 番頭さんの存在

私も弁護士として多くの企業様に関与させていただいているため、この指摘は確かにと考えさせられました。

社長一代の平均就任期間は25年程度と言われています。その意味では、早い段階から長期的な視野で事業承継対策に取り組むことは本当に大切なことだと思います。

取引先との有効な関係を築くためには、両者間でトラブルが発生したとしてもそれが深刻化しないようにすることが何よりも重要です。長い取引関係を続ける中で、何のトラブルも発生しないということは珍しいことだと思います。信頼関係があれば、そのようなトラブルもお互いが話し合って、お互いが前向きに譲歩し合うことで解決できることもあると思います。それと共に取引関係を続けるためのルール作りをきちんとしておくことも重要です。ルールがあらかじめ定められていれば、そのルールに従った処理を淡々と行うことで無用なトラブルは避けられると思います。そのためには契約書をきちんと作成しておくことが重要となってきます。

また、特に同族企業においては、第三者的な目で意見を言える番頭さんの存在は本当に大きいと思います。事業承継に際しても、番頭さんが新社長を支える重要な存在となることも少なくはありません。

私たち弁護士がお手伝いできることは主として、1つ目の「事業承継」と2つ目の「取引先との友好な関係」についてです。

事業承継対策について早い段階から検討してみませんか。また新たな取引を始めるにあたって、契約書は作成されていますか。その内容は適切なものですか。

お困りのことがあれば、いつでもご相談ください!初回の相談料は無料です。