2023年05月
[労働問題:残業代請求]
【労働者側】福岡市で建設業を営む会社から残業代として請求額の満額が支払われた事例(福岡の弁護士による無料相談受付中です)
事案の概要(残業代請求)
本件は、福岡市で建設業を営む会社に勤めていたお客様が退職後に残業代の支払を求めた事案です。
弁護士壇一也による弁護活動の成果
1 求めていた内容
未払残業代100万円及び遅延損害金の支払
2 解決内容(回収額)
未払残業代元金100万円に加えて遅延損害金3万円
3 依頼を受けるまでの経緯
お客様は、このホームページをご覧になって、無料相談のお申し込みをされました。
お話を伺ってみると、お客様は建設会社で現場管理の仕事をされていましたが、残業代は全く支払ってもらっていないとのことでした。労働時間を示す資料としてはタイムカードが存在するとのことでしたので残業代を請求する根拠は十分に存在すると判断しました。
お客様は退職を考えておられたこともあり、正式に退職をした後に、私が代理人となって相手の会社に残業代を請求することになりました。
4 依頼を受けた後の弁護活動
お客様が正式に退職することが決まり、退職日も決まったため、退職したタイミングで私が代理人となって、相手の会社に残業代を請求すること、タイムカードや就業規則、賃金規程を開示することを求めました。それと同時に、私が代理人となって窓口となるためにお客様には直接には連絡しないようにも伝えました。
それに対し、相手からは、私が求めていた就業規則や賃金規程、タイムカードが開示されました。
それをもとに残業代を計算したところ、残業代元金として100万円程度存在することが判明しました。その結果をお客様にもお伝えし、残業代残元金100万円とそれに対する遅延損害金も請求することにしました。もっとも、裁判をしてはんけつをもらわない限り、相手が遅延損害金を支払うことはほとんどないためにお客様にはそのことも説明して理解していただきました。
そのような方針のもと、相手に対して請求書を送付したところ、相手の会社も弁護士に依頼しました。
私の方で相手の弁護士と交渉を重ねたところ、相手の弁護士は、残業代元金100万円に加えて、それに対する遅延損害金も支払うことに応じてくれました。
結局、本件は裁判をしないまま、当方が請求していた残業代全額を回収できることになりました。
私が依頼を受けてから1か月のスピード解決であったため、お客様にも大変喜んでいただくことができました。