解決実績

2017年12月

[労働問題:パワハラ・セクハラ]

【企業側】福岡市で薬局を営む会社に対し、不当解雇・パワハラによる慰謝料請求・残業代請求が請求された件で、240万円を減額して解決した事例

事案の概要(不当解雇、慰謝料請求、残業代請求)

本件は、福岡市で薬局を営むお客様の会社に対し、懲戒解雇処分を受けた従業員が不当解雇による解雇の無効撤回、パワハラによる慰謝料の他、残業代を請求された事案です。

相手方従業員は弁護士に依頼して、お客様の会社にこれらの請求をしてきました。

弁護士壇一也による弁護活動の成果

1 請求された内容

①解雇無効を前提とした解雇後の給料の支払

②慰謝料、残業代合計360万円

2 解決内容

相手方従業員が退職することを条件として、解決金として120万円を支払う。

3 苦労・工夫した点

私は、お客様に相手方弁護士から不当解雇や慰謝料等を請求する内容証明郵便が届いた後に相談を受け、お客様の会社の代理人として対応することとなりました。

相手方の請求内容を検討した結果、以下のとおり対応することとなりました。

まず、不当解雇の主張については、裁判手続に移行した場合は相手方従業員の言い分が認められる可能性が高いため、一定程度解決金を支払うことを前提として、早期に解決することが好ましい。

また、パワハラによる慰謝料請求については、お客様によると事実無根とのことでしたので、それを前提とした対応を行う。

そして、残業代請求についても、お客様からいただいた資料に基づき調査を行ったところ、未払い残業代などはないということがわかり、これについても支払わないとの対応を行う。

このような方針に基づき相手方弁護士と交渉を重ねた結果、相手方従業員が退職することを条件として、解決金120万円を支払うことで和解が成立しました。

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