【労働者側】福岡市で建設業を営む会社に残業代を請求した件で、労働審判で250万円の支払を受ける内容で和解が成立した事例(福岡の弁護士による無料相談受付中です)
事案の概要(残業代請求)
本件は、福岡市で建設業を営む会社に対し、従業員であるお客様が残業代の支払いを求めた事案です。
弁護士壇一也による弁護活動の成果
1 請求額
266万円
2 解決額
250万円
3 私が依頼を受けた経緯
お客様は、このホームーページを見て、私に法律相談の申込みをされました。
実際にお客様とお会いして、お話をうかがったところ、残業をされていたことは明らかであったにもかかわらず、残業代は一切支払われていませんでした。
そのため、私からは、残業代を請求することはできること、その請求を私に依頼された場合に必要となる弁護士費用を説明しました。
その結果、お客様は、私に依頼して残業代を請求したいとご依頼されました。
4 最初に取り掛かったこと
まず、私は、相手の会社に対し、①私がお客様の依頼を受けて過去2年分の残業代を請求することになったこと、②過去2年分のタイムカードや就業規則、賃金規程等を開示すること、③会社からの今後の連絡はすべて私宛に行うものとし、お客様には直接連絡しないことを、文書で求めました。
それに対し、会社も弁護士に依頼をし、タイムカードなどを開示してきました。
それを受けて、相手の弁護士と交渉を続けましたが、相手は、不合理な理由を挙げて、当方が請求する金額を支払うことを拒否しました。
お客様の意向は、「裁判所を使わずに解決する」ということにあったため、当方もかなりの譲歩をして、相手の弁護士に対し解決を求めましたが、それは叶いませんでした。
5 労働審判の申し立て
そのため、お客様にも了解をいただき、労働審判を申し立てました。
その結果、裁判所には、こちらの主張を全面的に支持してもらうことができました。
最終的には、請求額の約94%にも上る250万円の支払いを受けることで解決することができました。
労働審判を申し立てる前の段階では、お客様は、裁判所を使わないで解決を図りたいとお考えであったたため、この250万円を大きく下回る金額での解決もやむを得ないと考えていましたが、最終的には、労働審判を行ったことにより、それを大きく上回る250万円で解決できたことにお客様も大変喜んでいただきました。