【企業側】福岡県飯塚市で運送業を営む会社に残業代請求がなされた件で、90万円を減額して解決した事例
事案の概要(残業代請求)
福岡県飯塚市で運送業を営むお客様の会社に対し、退職した元従業員が残業代を請求した。
具体的には、元従業員は、お客様の会社に対し、弁護士に依頼して労働審判を申し立てました。
弁護士壇一也による弁護活動の成果
1 請求された額
230万円
2 解決額(支払った額)
140万円
3 減額した額
▲90万円(減額率39%)
4 工夫ないし苦労した点
本件については、相手方従業員が弁護士に依頼をして労働審判を申し立てた後に私がお客様から相談を受け、代理人として対応することとなりました。
本件については、そもそも相手方弁護士による残業代の計算方法に大きな誤りがあると思われました。
そのため、私は、法律や文献を念入りに読み込むことで、残業代の計算方法を再度確認したところ、やはり相手方弁護士による残業代の計算方法には誤りがあることがわかりました。
それを労働審判でも主張立証したところ、裁判所には当方の主張を認めていただくことができました。
その結果、90万円を減額した額を支払う内容で調停が成立しました。私が関与して2か月のスピード解決でした。
残業代の計算方法は、やや複雑な部分があるため、その計算方法を間違えている弁護士も少なくはありません。そのため、弁護士を通じて残業代請求がなされたからと言ってあきらめずに一度は労働問題に強い弁護士に相談していただくことをお勧めします。